『ひかりのぼうけん』は、2019年にイギリスで出版して、翻訳され2020年に日本で出版されました。
温かい気持ちになる絵本で、寝かし付けのときに読めば、優しい気持ちになって眠ってくれることでしょう。
ちょっと不思議な展開、きれいで幻想的な絵に心を惹かれたので、紹介します。
あらすじ
絵本が大好きな女の子ベティ。
ある日、ベティの絵本のなかから、
クマのコスモが飛び出てきます。
コスモは暗いところが苦手ですが、
ベティはコスモを夜の世界へ連れていきます。
「明かりはすべて消すこと」と、指示された洞窟の中でふたりが遭遇するものとは、、、
ふたりのふしぎな冒険のはじまりです!
著者・訳
ドイツ・ベルリン生まれの作家、マリー・ヴォイトさんによって手掛けられました。
メディアデザインとマーケティングの両方の学位を取得し、
テレビ制作やグラフィックデザインの仕事を経ているので、
ストーリーに夢中になり、絵に魅了されるのは、心を奪う技法が使われているからかもしれませんね。
訳したのは、第一歌集『サラダ記念日』で有名な歌人、俵万智さん。
言葉の響き・リズムが良く、温かく優しい言葉の使い方に虜になりました。
感想
苦手・不安なときは、仲間に頼り、共に乗り越えていくことで、
乗り越えた先に見える景色が違うことを教えてくれます。
とても勇気がわいてきますし、子供たちに諦めずに立ち向かう姿勢を伝えることができると思います。
終わりに
物語に出てくるベティとコスモの2人のような、素敵な友達を作ってほしいと思いました。
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