自分では気づかないまま、「マイナスの口癖」が習慣化していて、
周囲との人間関係を築くことができず悩んでいる人がとても多いそうです。
本書では、「よけいなひと言」を「好かれるセリフ」にい言いかえ、人間関係に良いスパイラルを生み出します。
自身の言動、周りの人を振り返りながら読むと、すぐに使え、役に立ったので、紹介します。
×要領がいいね → ◎仕事が早いね
ほめ言葉のつもりで、「要領がいい」と言うのはとても危険なこと。なぜならこの言葉は、「処理の仕方が上手い」といった手際のよさを意味する一方で、「巧みに立ち回って人に取り入るのが上手い」といったネガティブな意味もあるからです。
ほめ言葉で耳にするフレーズだと捉えていたので、
「よけいなひと言」な言葉になっていて驚きました。
「仕事が早いね」と”具体的な行動”をほめると良いそうです。
ただ、ほめ言葉は嫉妬の裏返しになりやすいそうなので、笑顔を忘れないように!!
×言ってくれればよかったのに → ◎力になりたかった。困ったことがあったら連絡してね
よかれと思って言ったことでも、相手は知らせなかったことを責められているようで、さらにダメージを受けてしまいます。
相手を追い詰めてしまう言葉は、使うのを避けたいです。
さらっと、言いかえの未来に向けての言葉が出てきたらかっこいいですね!!
次に何か困ったことがあったら相談しようと思います。
×聞いてる? → ◎今の話で、わからないところはないですか?
「聞いてる?」という言葉は、「聞いていないでしょ」の裏返しです。つまり、相手が話を聞いていないと思っているから逆説的に聞いている、ネガティブな言葉なのです。
説明していて、キリの良いところで、
「ここまでの説明、大丈夫ですか?」と伝わっているかの確認をすることがあります。
しかし、本書には、「大丈夫ですか?」も同じで、
「大丈夫じゃないでしょ?」という嫌みに取られる可能性も多いと書かれていました。
意図せず、高圧的で嫌な人間だと思われていたら、ショックです。
より確認するニュアンスが出ている「わからないところはないですか?」を使うようにしていきます。
×100点とってえらいね → ◎毎日、勉強を頑張っていたからね
「親の評価」ばかり気にして、
「親の物差し」で物事を考えるようになり、自分軸が育ちづらくなります。
「結果」ではなく「本人がやったこと」をほめること。
もし今後、子供が100点とったらほめたくなるし、難しい課題です。
子供たちがお手伝いしてくれたら、「えらいね」とほめていましたが、
自分の気持ちを伝えることが大切らしいです。
「うれしい」と気持ちを伝えることで、
子供の承認欲求が満たされて、伸び伸びと育つようです。
おわり
気が付かずに「よけいなひと言」を言っていることを知り、改善方法を伝授していただきました。
索引があると、咄嗟に調べたいときに便利だと思いました。
私は本書を紙で読みましたが、電子書籍ならキーワード検索ができるのでお勧めです。
以上、よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑 感想&レビュー、という記事でした。
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