お金のことを取り上げる書籍は、難しい言葉や数式、図表があるため、読むのに抵抗があります。
本書の対象が、13歳~30代の大人のため、
易しい言葉で分かりやすく説明されていたので、お金について幅広く学ぶことができました。
読書して思ったことを感想とともに、本の紹介をします。
そもそも「お金」って何ですか?
核心をついてくる突いてくる子どもがよくしてくる質問の一つが、「お金って何?」というものなのです。
お金とは、国のお墨付きがある貸し借りの「借用証書」である。
子供が2人いるため、いつかはこのようなことを聞かれることがくるんだろうな、
と思いつつ、実際に聞かれたらドキッとしてしまいそうです。
子供に聞かれたら、しっかり親が説明できるようになりたいなと思いました。
私自身、両親とお金の話をしたことがありませんし、そのようなことを話すと嫌な空気感がありました。
子供に説明できないからなのか、お金は卑しく子供に話すものじゃないと思っていたからなのか分かりませんが、
お金を抜きに暮らせないので、家庭を金融教育の場として子供と楽しみながら一緒にお金の勉強をして、
子供たちを詐欺から守り、いつでも相談しやすいようにしていけたら良いなと思います。
7倍以上の教育格差?
米国の家計の金融資産は、日本の家計の金融資産の約7.5倍。
人口規模が異なる(米国は日本の約3倍)とはいえ、その差が大きいことには変わりありません。
驚異的な数値で愕然としました。
計算が合っているか分かりませんが、国民が約3倍違うので、
一人当たり2倍以上の金融資産を持っているかもしれませんね。
アメリカも州によって金融教育に差があるみたいですが、
未就学児からレベルの高い教育を受けられる環境があるため、
積極的に取り入れた方が良いように感じました。
税金ってどうして必要なんですか?
1.格差を是正する
2.景気を自動的に安定化する
3.経済政策に用いられる
4.国内産業を保護する
5.好ましくない動きを制限し、好ましい動きを促す
税金を取る理由は、今まで国がお金をバラまいた後の回収、道路工事などのインフラ整備するためだと思っていましたが、
本書を読んで、国は自らお金を作り出せるから、私が思っていた理由で税収する必要がないことを知りました。
モズラ―家のお父さんが子供たちに名刺を配る逸話で、政府・税金・国民のやり取りの縮図で分かりやすかったです。
日本が、物価や失業率など経済環境を見ながら、それに応じた政策を取る『機能的財政論』でいたら、
約30年続く経済成長の停止が起こらなかったかもしれませんね。
終わりに
まずは親の金融知識が必要だと感じました。
分かりやすく書かれた本書で、広く浅く知識を高めていってはいかがでしょうか?
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