【なんでもらわないの!?薬剤師が損だと感じること】のど飴、トローチは何が違う?風邪かなと思ったらどっちが良い?

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薬剤師



のどがイガイガ、咳の出始め、もしかしたら風邪かな、という経験を誰もが1度はしていると思います。

そんなとき、あなたはのどの不快感、咳を止めるためにのど飴、トローチどちらを選びますか?

薬局でトローチいらないから先生に言って出してもらわなかったと、言われる患者さんもいますが、薬剤師の立場から非常にもったいないと感じています。

のどから来る風邪の引き始めに、のど飴、トローチどちらの方が良いのか、紹介していきます。



のど飴

のど飴とは?

調べたところ、のど飴に厳密な定義はなく、のどの不快な症状を和らげるための「飴」を指していることがわかりました。味や価格、配合されている成分により効果も異なりますが、主に以下の5つの効果が期待されているようです。

  • のどの抗菌効果
  • のどの炎症・痛みを和らげる効果
  • メントールなどが配合され、スッキリする感覚的効果
  • 不快感が落ち着き、リラックスするなどの心理的効果
  • 唾液の分泌を促してのど粘膜を潤し、乾燥を予防する効果



のど飴の種類

のど飴は、コンビニやスーパーで買えるもの、薬局にしか売っていない薬ののど飴と、多くのタイプが発売されています。分類すると以下の3種類に分けられます。

  1. 医薬品のど飴(医薬品として有効成分による効能・効果が認められているもの)
  2. 医薬部外品のど飴(医薬品に準じて有効成分による効能・効果が認められているもの)
  3. 食品のど飴(飴の一種。効能・効果は認められていないが、のどがスッキリするもの)

いずれののど飴もやはり「飴」に変わりないので、食べ過ぎによる糖分の取り過ぎ、虫歯に注意してください。

こめぱぱ
こめぱぱ

良くないと思いつつも甘いものが好きなので舐め終えると次々と、のど飴を多く食べ過ぎてしまいます。

また舐め続けていると、唾液の役割が「のどの粘膜保護」から「消化」のままになり、のどのバリア層が弱くなるため、感染しやすくなる状態になります。



トローチ

トローチと聞いてまずはじめに思い出すのが、具合が悪くなって医者にかかったときに薬と一緒にもらうものではないでしょうか?

トローチの種類は、「処方せんでもらえる医薬品トローチ」「薬局で購入できる医薬品トローチ」「医薬部外品トローチ」と、3種類に分けられます。

今回は、薬局から「処方せんでもらえる医薬品トローチ」について説明します。



処方せんでもらえる医薬品トローチ

実は、風邪症状で病院などで処方される医薬品トローチは3種類あり、いずれも病原菌に対して殺菌・抗菌作用が認められています。なので、トローチを舐めることで口の中、のどを殺菌・抗菌し、のどの痛み・咳症状の改善、悪化を防ぐ効果があります。

病院などで処方される医薬品トローチは、処方せんでしか調剤してもらえないので、医薬品として有効成分による効能・効果が認められているのはもちろん、保険を使いもらうことができます。

風邪症状で薬をもらうことがありましたら、「おいしくないからいらない」ではなく、トローチも一緒にもらうことをおすすめします。使わなかったら取って置いて次に具合が悪くなった場合に使ってください。

こめぱぱ
こめぱぱ

風邪の初期段階でトローチを舐めて、風邪症状が起こらず医者にかからなかったことがあります!



ちなみに、のど飴は全額自費ですが、処方される医薬品トローチは保険を使い、1~3割負担で薬局で調剤してもらうことができます。

また、のど飴の方でも説明しましたが、トローチにも飴よりは糖分が少ないものの含まれているため当分の過剰摂取に注意し、さらに食べ続けているとのどのバリア層が弱くなるため、1日の使用回数をきちんと守りましょう。

こめぱぱ
こめぱぱ

良いのか悪いのかトローチには食品としてのおいしさがないため、食べ過ぎにはならないように感じています。



今回のまとめ

  • 本当に舐めたらあかんのはトローチ!
  • スッキリしたいときにのど飴の選択肢もありだが、食べ過ぎに注意!
  • のどがイガイガして、洗ってしまいたいと思ったら殺菌・抗菌作用があるトローチを舐める!

のどの痛み止め、咳止めの薬をもらう際は、ぜひトローチも一緒にもらうことをおすすめします。

以上、【なんでもらわないの!?薬剤師が損だと感じること】のど飴、トローチは何が違う?風邪かなと思ったらどっちが良い?、という記事でした。



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