筆者の方が、分配金が出る米国ETFを勧める理由や知識、考え方が学べる1冊です。
私は、分配金が出るものより、税金がかからず配当金が再投資される方がトータルの利益が増えるので良いと思っていましたが、
分配金が出る投資も悪くないのでは?と考えが変わり始めました。
読書して思ったことを紹介します。
投資信託だけでは年を重ねるにつれ「残額」が気になる
私は、投資信託ではなくETFによる資産運用を選んでいる。ETFなら、毎年支払われる分配金の範囲内で生活を続けることができれば自分で売却注文を出す必要がありません。運用資産の残りの金額に怯えることなく、老後の最終コーナーを回ることができるはずです。
投資信託の売却を考えず、分配金のみで生活ができれば、
まさに筆者のような「ほったらかし」が実現しますね。
私は、つみたてNISAで投資信託を購入していますが、出口をあまり考えていませんでした。
売却益、残りの株数に毎回一喜一憂することもなくなり、
老後にお金のことを気にする必要がなくなりそうです。
70歳、80歳になると投資に対する判断力も衰えがちです。自分自身で、月々の生活に必要な分をいちいち計算するのは面倒です。
私は毎月自動でつみたて購入しているのは、手がかからずに投資ができるからです。
投資に時間をあまり割きたくないし、他と比較したり調べるのは面倒だから全世界や全米にしておけば良いと思っています。
老後になってもこの考え方は変らないと思うので、取り崩すときにいちいち計算するのも、計算間違えをするのも嫌なので、
分配金の出るETFも今後の投資先になりそうです。
まったく同じ中身でも東証ETFが安い
東証ETFは、米ドルと日本円の為替レートが日々、基準価額にに反映されるので、「円建て」で購入できます。
さらに税金面でも米国ETFより有利。値上がり益や分配金にかかる税金は、日本国内で徴収される20.315%のみです。
円建てで購入でき、税金面で有利になるなんて良いこと尽くめですね。
つみたてNISAでは購入できないので、新NISAで購入を検討しようと思います。
米国一辺倒が不安なら全世界株式の東証ETFをチョイス
これまで世界最強だった米国経済が衰退に向かう可能性がないとは言い切れません。
米国一辺倒の投資に不安を覚える人におすすめしたいのが、全世界株式のETFです。
日本がバブル絶頂期の1990年代初頭、全世界株式の国別比率の約4割が、NTTや大手銀行株などの日本企業だった時期もあるのです。信じられないですよね。
バブル前の経済と今の経済が違うとよく聞きますが、
全世界株式の約4割が日本というのは衝撃的でした。
経済が発展・回っているので、一昔前の貯金しておけば良かったという理由に納得しました。
売買手数料と為替手数料は老後に分配金を自動で受け取るためのコスト
売買手数料や為替手数料も考えれば米国ETFのほうが割高とはいえ、保有中のコスト(経費率)は投資信託より安い。
為替手数料を抑えながら売買すれば、トータルで米国ETFのほうが安くなる場合もあります。
投資信託、ETFは長期保有してれば、総コストに差があまりなさそうに感じました。
老後は保有株を売らなくても自動でお金を受け取れるので、
ETFの方が手間なく楽に生活できそうです。
終わりに
トータルで損をすると思っていた分配金が出る投資は、
手間暇かけず、まさに「ほったらかし」で賢く将来設計をする方法だということが分かりました。
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