『しろいうさぎとくろいうさぎ』は、1965年に出版されてから60年近く経つのに、世代を越えて読み継がれています。
子供たちが気に入っている絵本で、私も感動し、心がほっこりして、読み聞かせるたびに気持ちが安らいでいます。
子供に愛、結婚をふわっと教えることができ、大人の方にもお勧めの絵本なので、紹介します。
あらすじ
白いうさぎと黒いうさぎ、2匹の小さなうさぎが、広い森の中に、住んでいました。
毎朝、2匹は、寝床から跳ね起きて、朝の光の中へ、飛び出していきました。
そして、一日中、一緒に楽しく遊びました。
「馬飛びしない?」と白いうさぎが誘いました。
2匹は、お互いの背中の上を飛び越えて遊び、しばらくすると、黒いうさぎは悲しそうな顔をして座り込みました。
「どうかしたの?」と、白いうさぎが聞くと、
「ちょっと考えていた」と、黒いうさぎは答えました。
その後、2匹は、野原でかくれんぼしたり、どんぐり探し、休憩で泉の水を飲みに行ったりしますが、
黒いうさぎは、たびたび悲しそうな顔をして考え込みます。
「さっきから、何をそんなに考えているの?」と、白いうさぎは聞きました。
そこで、白いうさぎは、黒いうさぎからプロポーズされます。
感想
「これから先、いつも君と一緒にいられますように!」と、黒いうさぎの率直な気持ちのプロポーズに感動します。
思いを告げられた白いうさぎの反応や、2匹のやり取りも心が温まります。
プロポーズ、結婚が題材の愛のある作品のため、結婚式の贈り物に多く選ばれることが分かりました。
英題は「THE Rabbits’ Wedding」なので、結婚との関連が分かりやすいタイトルですね。
読み聞かせ後
この絵本を読み聞かせ終えると、子供たち同士(娘と息子)で「結婚してずっと一緒にいる」と言うことがあります。
「結婚しなくても家族だからずっと一緒だよ」と、伝えると、
2人共「そっかー!」と、言って同じおもちゃで仲良く遊びだすので、微笑ましく思います。
終わりに
俳優、ナレーターの森本レオさんに読んでもらいたい絵本です。
子供たちに寝かしつけで読むときは、森本レオさんの癒しボイスを真似て読むようにしてます。
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