道路を自転車で走行中、反対の車線を同じく自転車で走る男性がいました。
距離は20mくらい離れていたと思いますが、
突然、カラスが男性の背後から後頭部目掛けて急降下して攻撃していました。
男性は「イテッ!?」と、叫んで何が起きたのか分からず、
そのまま走行しすれ違いましたが、そのときに転倒してしまう危険性があり、
頭部を打つなどの大事故に繋がりかねないと思いました。
なぜカラスに襲われることになったのかと、対策を考えてみました。
なぜ襲われたのか?
カラスが人を攻撃することはありますが、それはヒナを守るためです。特に5月から6月、ヒナが巣立つころに発生します。
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丁度時期が当てはまりますね。そして、カラスのヒナですが、私が走っていた側の地面に落ちていました。
走行中だったので一瞬でしたが、成人のカラスとは違い、黒い身体が丸っこくてふわふわしているような感じでした。
カラスは雛を守るために攻撃的になる
繁殖期に入ったカラスは巣立ちを控えたヒナを守るために攻撃的になることがあります。
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特に巣の周辺に接近すると、親鳥がうむをいわせずに襲ってくる可能性があります。カラスは自分の子どもを守るために非常に頑強で勇敢な性格を持っています。
通勤時間帯のスピードが出ている自転車を攻撃するなんて、確かに親鳥は勇敢ですが、
たまたま、近くを通り過ぎただけの人間側からすると困ってしまう行為ですね。
カラスに襲われないためにどうしたらいいか?
繁殖期は子供を守るためにカラスもピリピリしていますので、なるべくそっとして関わらないようにするのが一番いい方法です。
カラスに襲われない方法 敵だと思われないために気をつける事とは? | なるほどね! (tuiteru365.com)
巣やヒナに近寄らないというのが対策になるみたいですが、
「いつも通っている道なのに、巣ってどこにあるの?道を変えなくちゃいけないの?」
と、思ってしまいますよね。
避けるために道を変更することは現実的でないし、変えた別の道が安全かも分かりません。
私が思う対策は、自身を守ること。
つまり、自転車を運転するときにヘルメットを着用することだと思います。
現在、自転車利用時はヘルメットの着用が努力義務になっています。
ヘルメットを装着すれば、カラスの奇襲から大事な頭部を守れるし、
他の事故も同様に、転倒した場合も頭を打つなどの大事故にならずに済みます。
ヘルメットを着用してない時の頭部の衝撃は17倍、致死率は2.2倍以上です。
残念ながら、カラスに襲われた男性はヘルメットを着用していなかったです。
被害を最小限に抑えるためにも、ぜひヘルメットを身に付けることをお勧めします。
私のお勧めするヘルメットを紹介します。
シンプルデザインで、軽くて通気性が良いです。
おわりに
対向車線の男性がカラスに襲われる瞬間、「危ない!」と叫んで知らせようとしましたが、
まさかカラスが人間を攻撃するなんて思っていなかったので、驚きのあまり言葉を失ってしまいました。
私が叫んで伝えたことで、この男性を助けられたか分かりませんが、
タイミング良く、咄嗟に言葉が出ないのものなんだと痛感しました。
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